貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/03/20(土) 20:41:54.21 ID:eLbM5oP20
――――――
あすみ「…………今、何時だろ」
起床時間はとくに決めていない。
ここを出る時間は人が来るような時間にならないうち。
あすみ(学校行かなくなってから、ホント時間を気にしなくなったよな)
夜更かししてやることは特にないし、そんなに遅く起きることもないだろう。
最悪、人が来たとしても部屋を間違えたとでも言って出ればなんとかなるだろう。……子供だから。
本当だったら一人でこんなところに来るはずもない。
私は『子供のくせに』や『女のくせに』という言葉が嫌いだ。“アイツ”がよく言っていたからだ。
侮られたくないと思いながら、結局子供らしさというものを盾にして頼っていることに気づくと癪に障った。
あすみ(とはいえ、毎日真っ当に泊まれるくらいの宿泊代を手に入れるとなるとシャレにならないし、見た目も細工しないと一人じゃ泊まらせてくれないだろうな)
あすみ(……今日は何して過ごそー。魔女狩りは放課後なぎさが誘ってくるかもしれないし、軽く街うろつくくらいにするか?)
街を見回るついでに魔女がいたら狩る。使い魔もあらかじめ見つけて目を付けてたほうが後々狩りやすい。
……しかし、知らない地で見聞きするものが新鮮だったのはほんの最初の頃だけ。
ひと月程度もすればここにもそろそろ慣れ始めていた。
あすみ(慣れてる方が魔女を狩るにはいいんだろうけど)
なぎさの母親のことがあってから、一緒に狩りに行くことも増えた。
狩りの途中で偶然会ったときだけだったが、大体どのくらいの時間にどの場所に行けば会えるかは決まってきている。
昨日は連絡があって待ち合わせた。
今まではどちらも好きなように魔女を狩っていたが、こうなると、一緒に居る間だけはどちらかに合わせなきゃいけないことも出てくる。
まず第一の問題は使い魔を倒すかどうか、だった。なぎさは私が見逃そうとした使い魔も倒そうとする。魔女と使い魔の区別がつかないとかでもなく。
……そんなことで悩むことがあるなんて思いもしなかった。
何度も不思議に思ったが、なぎさはもう新人ではない。正義に燃え滾った新人ならありえない話じゃないけれど。
あすみの最初に居た街では、そんな人は真っ先に意地汚い人たちに潰されて死んでしまったから。
それが普通なんだと思うようになってた。
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