貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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515: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/18(木) 21:41:15.74 ID:55VJKCSg0

あすみ「変わりなく……ね」

なぎさ「はい。なぎさは昨日みたいなことはもう起きて欲しくありません。そのためにも、助け合わないといけないのですよ」

あすみ「あー、昨日のねえー……それで張り切っちゃってんのか」

あすみ「まあ、仲良くなれるかっつったら相手次第じゃない? まずは警戒するに越したことはない」

なぎさ「こっちから信じないと仲良くなれるものも仲良くなれません!」

なぎさ「それでもなぎさは仲良くしたいですが、そういう人ばっかりじゃないのはなぎさも知ってますから……」


 あすみはどうしてこう頑ななのでしょうか。

 あすみは寂しくないのでしょうか?

 なぎさはあすみのおかげで少し寂しくなくなりました。それに、はじめて後輩に会った時だって……。


あすみ「……別に敵意向けろって言ってんじゃないよ。アンタが今言ったのとは逆で、誰彼構わず敵意向けてたとしてもいつかやり返されるしそりゃアホだ」

あすみ「ま、よほど自分の実力に自信があればそれでもいいかもしんないけどね?」

なぎさ「だめですって!」

あすみ「でもさ、変わらないって言ったけどさ、そもそも人間だってクズくらいいるんだよ」


 あすみはリビングでついているテレビの画面に目を向けました。

 ……やってたのはちょうど殺人事件の報道でした。


あすみ「こうして見えてる範囲なんてほんの一握りだよ。世の中の人がみんないい人なら防犯なんて必要ないしいじめも起きない」

なぎさ「で、でも……魔女退治は人助けの活動なのです。悪い人が契約できますか!?」

なぎさ「それに、みんななぎさたちと変わらないくらいの普通の女の子なのです。悪い事しようとしてる人がいたとしたら、止めてあげるのが仲間ってものですよ!」

あすみ「…………」


 なぎさが熱弁すると、あすみはそれ以上言い返してきませんでした。

 しぶしぶって感じですが……。


あすみ「……買い物行くでしょ? 早くしないと夜になるよ」


 あすみに言われて思い出しました。すっかり忘れかけていたのです。

 出会ってもいない魔法少女のことなんて、今話しててもしょうがないのかもしれません。

 なにせ、なぎさが契約してから見滝原で出会った魔法少女なんて、まだ二人だけなのですから。次の出会いがいつになるかもわかりません。


なぎさ(……でも、あすみももっと仲良くしようとしてくれたらな)




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