貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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477: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/03/14(日) 00:55:01.90 ID:cW32b/rq0

なぎさ「いいのですよ! おねーさんが先に見つけたならおねーさんのものなのです」

あすみ「……あっ そう」


 ……拍子抜けするような返事だった。

 今まで見てきた魔法少女は腐ったような奴ばかりだった。新人いびりも縄張り争いも経験したことがある。


なぎさ「でも、いっしょに戦ったほうがはやくたおせると思うのですよ?」

あすみ「そんなこと言ってグリーフシード横取りするつもりだったりしない?」

なぎさ「しませんよっ! 疑り深すぎなのです!」


 見た目で侮ることの危険性はさっきも考えた。

 小柄な姿はナメられるのは癪だが騙しやすいのだ。無条件に人を信じることなんて出来ない。


 ……だから、聞こえてくる【悪意】がないことが信じる根拠。現時点では――だけど。


なぎさ「べつに魔力に困ってないです。魔法はたくさん練習したいですが……」

あすみ「……?」

なぎさ「なぎさ一人じゃ魔女を倒しきれないと思ってたところなのですよ」

なぎさ「魔法少女の仲間なんてはじめてなのです! これからよろしくなのですよ!」

あすみ「……はあ。私は一人で戦うほうがいいけど」

なぎさ「あっ、『やくわりぶんたん』って方法もありますね? たしかにいっしょだと一人のときと同じにしか回れないから……」

なぎさ「――――じゃあ、なぎさは他のところを回ってくるのです! ごぶうんをーです! 次も会ったらよろしくなのです!」


 そう言うと、なぎさは駆けて行った。

 なんだかやたらと嬉しそうな様子だった。


あすみ(……同業者が見つかったことがそんなに嬉しかったのか?)


 ……私にはわからない。


――――――


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