貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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395: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/02/23(火) 19:06:42.64 ID:HUrNMwxm0


貴方「そんな――!」


 暁美さんはもう戦える状況じゃない。もたもたしていればやられる。

 だったら今やるしかない! 構えも万全じゃないが武器を向けていった。


 魔女の魔法が暁美さんと同じ時間停止だったらと思ったが、時間を止めている間の攻撃や行動をしてこないってことは違うんだろう。

 第一印象は半分は当たってた。瞬間移動以外の普段の動きはのろい。

 瞬間移動からの大振りな攻撃で確実に殺そうとしてくるタイプらしい。それさえ警戒していればいい。動きは思ったよりも単調だ。


 避けられるけど攻撃が当てづらい。それこそ時間さえ止められれば相性が良かったはずなんだろうけど……!


貴方「くそっ……ちょこちょこと逃げやがって!」

ほむら「……引き付けて動作の隙を狙って」

貴方「わ、わかった!」


 そうだ、訓練の時のように動きをよく見るんだ。暁美さんのアドバイスを意識して動く。

 ――ようやく魔女を倒すことができた。



 結界が消滅して、やっとゆっくり暁美さんを見ることができる。

 暁美さんは腕から血を流していた。衝撃に耐えきれなくて盾が割れたんだ。それと同時に――。

 じゃあ、ソウルジェムはどうなったんだ?


貴方「……ない…………これから魔法少女としてどうなるんだ……?」

ほむら「…………」

貴方「でも、盾があったからこれで済んだんだね。よかった……」

ほむら「……そうね」



 とりあえず俺の魔法で傷を治すことはできる。しかし、変身状態で壊され跡形もなくなったソウルジェムは戻らない。

 暁美さんは終始、どこか実感しきれていないような茫然とした様子だった。


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