貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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381: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/02/21(日) 18:28:07.15 ID:JiCsVdQ+0


 ――――それから放課後、暁美さんが席に来て、帰る途中にこんな話をした。



貴方「俺、暁美さんに言われたから決心できたんだ。俺……さやかと付き合うことになった」

ほむら「……そんなこと、なぜわざわざ私に言いに来たの?」

貴方「でも、俺にとってはみんなは友達なんだ。暁美さんは誰が一番かって言ったけど……友情に順番なんてつけられない」

貴方「暁美さんのこともみんな大事だと思ってるから。それだけ、ちゃんと伝えたくてさ」

ほむら「!」

貴方「これが俺の素直な気持ちだ。それじゃ、納得できないかな?」

ほむら「いえ……いいわ。わかったわよ。私は思ってたよりも恵まれていたのね」


 暁美さんは、祝福するでもなく、逆に落ち込むでもなく……ただ穏やかな表情をしていた。

 この反応は正直意外だった。


ほむら「私、最初はあなたが嫌いだったの。それは妬みだった。あなたにも当たってしまったわね」

ほむら「そんな私にもあなたは優しくしてくれた。話しかけてくれた。……そんなのあなたと、キュゥべえくらいよ」

貴方「ああ、あいつ……」


 あいつもなんだかんだで暁美さんのことを気にかけていた。

 朝俺がさやかたちと話すようになってからはキュゥべえは暁美さんとよく話していたようだし、少しは仲良くなったのかな。


ほむら「ずっと嫌いだったけど、嬉しかった。甘えてたの。それで今度はやっとできた友達が取られるって、周りまで妬みはじめて……」

ほむら「自分から動きはしないけど一人は嫌、だなんて。自分勝手もいいところだわ」

ほむら「今になって気づけたの。そんな自分の気持ちに。……それもあなたのおかげよ。じゃないとずっと、私は自分のことしか考えられなかった」

貴方「一人が嫌なのなんて、そんなのみんな当たり前だよ。暁美さんも普通の人だったってだけだ」

ほむら「……ええ。やっぱりあなたは私の友達よ」



 やっと暁美さんと、本当の友達に――親友になれた。


 暁美さんはいつもよりすっきりとした顔をしていた。

 心の中にあった重いものを一つ消すことができたんだ。



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分岐3 ☆さやかと恋人ルート☆
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