貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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372: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2021/02/20(土) 23:56:38.01 ID:ucngeEQf0


 最近、佐倉さんは一日のうちどこかで学校に来てくれていた。

 今日は授業中だった。授業中には話せないけど……放課後、会う約束をとりつけた。


 ――――放課後、今日は暁美さんとの下校も断って、昨日と同じ訓練場所の土手へと向かった。

 暁美さんは何かを悟った表情だった。



 人の立ち入らない穏やかな場所だ。風が草木を撫でる音が静かに響いている。



杏子「で? 話ってなにさ? 改まって」

貴方「俺……考えたんだ。佐倉さんがこの先安心して、悪い事もしないで生きていけるようになる方法ってやつを」

杏子「色々考えてくれんのは嬉しいけどさ……そんな方法」

貴方「俺と結婚してくれないか」

杏子「……え!?」

貴方「表向きに無理なら、二人の間の約束だけでいいから。さすがに今すぐってわけにはいかないから、まだ婚約になるけど……」

貴方「佐倉さんの未来を良い方向に変えるなら、それは他の何かに任せておきたくない。自分でありたいって」


 佐倉さんは驚いた表情だ。

 それもそうか。いきなりこんなこと言われたら。……『結婚』なんて俺もずっと先のことだと思ってたもんな。

 でも、未来を約束した佐倉さんとなら。


杏子「ほ、本気で言ってんの……?」

貴方「もちろん本気だよ。好きな人を幸せにしたいと思うのは当然、だろ? その気持ちに気付いたんだ」

杏子「そんなこと言われるなんて思ってなかったよ。これからもずっとないと思ってた。……自分が人を好きになることすら、な」

貴方「!」

杏子「でもなんかすっごい嬉しいわ。……ありがと、【貴方】! やっぱり、人生って何が起きるかわかんないもんだな!」


 佐倉さんは本当に可愛らしい笑顔を浮かべていた。見てるとこっちも笑顔になる。

 彼女とだったら、これから先もきっとたくさん笑顔を作っていけるだろうな。



 ――――こうして俺らは、二人で未来を誓った。



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分岐1 ☆杏子と恋人ルート☆
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