貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
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◆xjSC8AOvWI
[saga]
2021/02/18(木) 01:04:00.35 ID:g3zLJO4k0
街の端っこから中心、繁華街のほうに戻っていくと、さっそくクレープを買って食べていた。
こっちも佐倉さんと同じ200%。ていうかそんなオプション頼めるなんてさっき知った。
手に持った感じも単純に二倍の存在感。
貴方「さすがに普通の二倍入ってるだけあってボリュームが違うね」
杏子「腹減ってんだからこのくらいはないと」
貴方「それもそうだ」
甘いものが特別好きってわけじゃないけど、動いた後だけあってペロリと食えてしまう。
二人してあっという間に食べ終わってしまった。それに、佐倉さんの豪快な食べっぷりは見ていて気持ちいい。
貴方「でもがっつきすぎだよ。佐倉さん、クリームついてるよ」
杏子「どこ?」
貴方「右の頬。手鏡とか……――持ってたら見てるか」
杏子「持ってないなー。あたし見ての通りガサツだから割りそうだし、なくても生きていけるから」
佐倉さんはいつも鞄とかも持ってないし、今言った通り、生きていくのに最低限のものしか持ち歩いていないんだろう。
とはいえ、自分も鏡は持ってない。
貴方「仕方ない、ちょっといい?」
杏子「えっ!?」
少し近づいて頬に指で触れる。クリームを拭い取って見せた。
貴方「よし、取れた」
杏子「わざわざ見せるなよ。……クリーム少しもったいないな」
貴方「え……えーと。これ舐めたほうがいい?」
杏子「それやったら引くぞ」
もちろん半分冗談だったけど、佐倉さん食べ物を粗末にするとすごく怒りそうだから。
でも、もったいないとは本気で思ってたようだった。そんなところは、らしいなと思う。
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