貴方「僕がヒロインを攻略するまどか☆マギカ…オカルト?」マミ「それは終わったわ」
1- 20
161: ◆xjSC8AOvWI[saga]
2020/10/28(水) 00:19:47.62 ID:RfQ048290
48日目 放課後



 ――――この日の面談も無事に終えると、ひとまず脱力した。

 つぶらな瞳で見上げてくるエイミーの背に手を置いて見返すと、ふいっと顔をそらされてしまった。

 猫の瞳って宝石みたいで綺麗だ。でもなかなかまじまじとは見せてくれない。


貴方「今日ので応募の分の面談は全部おわりか。鹿目さんはどう思ってる?」

まどか「どっちもいい人だとは思うんだよね。一人は猫を飼ってた経験もあるし、もう一人も猫じゃなくても本当に動物が好きなんだろうなって思ったし」

貴方「ああ、犬の話とか聞けて面白かったね」

まどか「ね、面白かった」


 ふふふと笑い合う。……その奥で考えていた。次の飼い主を決めて渡したら俺たちのやることは終わりだ。

 鹿目さんとこうしてお茶を飲むことも減っちゃうのかな。


貴方「エイミーはどっちのほうが気に入ってたかな?」

まどか「エイミーはどう思う?」


 にゃ、と猫の声がする。

 もともと人を怖がらない子だ。どっちにもらわれてもうまくやっていけるとは思う。


 ……エイミーは伸びをすると、会話と名前をメモしてた紙に手を置いて、ふたたび短く鳴いた。

 さすがに偶然だとは思う。名前を決めた時もこんな感じだったっけ。次の人のところに行ってもエイミーはエイミーと呼ばれ続けるんだろうか?


 なんとなくそのしぐさが自分で選んだように見えて、俺たちはその選択に任せることに決めた。


 おじさんにもそのことを伝えて、また連絡の文面を考えて――。

 土曜にもう一度会って渡すことになった。



 そして――――。





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
929Res/759.44 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice