魔法学園で過ごす学生生活第5章 〜安価とコンマと時々卒業〜
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◆50Z6EuXmS6
[saga]
2020/08/02(日) 20:46:48.44 ID:hVTPej1o0
(日も落ちていき…)
ザルグ「…きれいな夕日だね、フィニー」
フィニー「うん…」
ザルグ「…ボクにとって、『外』というのはろくなものじゃなかった」
フィニー「…」
ザルグ「変な目でみられて、理由もなくいじめられ…何もしなくても、変な目で見られた」
ザルグ「…刻印だって、いらなかった。苦しみを産むだけだった」
ザルグ「だけれど…フィニーのおかげで、ボクは『外』に、出ることができた」
フィニー「ザルグ…」
ザルグ「君のおかげで、『外』にも、大切なものはたくさんできた。刻印も、君を守…まもる…守れるかなぁ」
フィニー「ふふ、守ってくれてるよ。私の心には、貴方がいるから」
ザルグ「そっか」
ザルグ「…フィニー。これから…これから一生大切にするよ」
フィニー「うん。私も、ザルグを幸せにする」
ザルグ「大好きだよ、フィニー」
フィニー「私も…」
フィニー「…?」
ザルグ「フィニー?」
フィニー「ううん、今何か…新しい魔法が、できたような…」
ザルグ「えっ!?」
フィニー「…ですが、これは…危ないですね。使うことがないことを願いましょう」
ザルグ「…そうだね。君が危険な目に合わないことを、願うよ…」
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