685: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/28(金) 01:47:14.40 ID:q2vbU3s6o
1か月前、城塞の都で船員と再会し、共同生活の準備のために開拓事務所に一旦戻った時のこと。
使者「どうも」
開拓者「うおっ!? なぜここで待ち構えているんだ」
開拓者「もしや、クビの件、考え直してくれたのか?」
使者「開拓者さん」
開拓者「どうした。新たな仕事か?」
使者「魔王軍と名乗る魔物の集団が王国へ攻撃を始めました」
開拓者「ぶっ!?」
ひょんなことから魔界の開拓を強いられた開拓者は帰還後、自分が魔物を強化したという点を伏せて、国王と使者に報告していた。
つまり開拓者は重要参考人である。
使者「あなたにはこの一件の責任を取っていただきます」
開拓者「俺は事故の被害者だぞ」
使者「関係者ではありますよね?」
使者「責任を取ると言っても刑罰ではありません。あなたには対策会議の一員に加わっていただきます」
開拓者「なるほど……それならまあいい」
開拓者「しかし、ますます忙しくなるな……」
船員「開拓者さん、仕事が忙しいのに王都にも寄ってるって、何しに行ってるんだ?」
開拓者「……まあ、元王国お抱えの開拓者として、いろいろと事後処理があるんだ」
開拓者(他の仕事と違って他人に話せない……!)
689Res/504.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20