622: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/21(金) 17:27:20.79 ID:Ix+EQmkdo
8試合目 忍者教官(高原の環境都市) VS 近衛兵隊長(王都)
〜♪
忍者「ニン! ニン! ニン! ニンジャ!」
籠を抱えた忍者たちが闘技場を行進していた。籠の中には野菜や果物がどっさり乗っている。
高原の環境都市の宣伝タイムだ。
ひとしきり行進が終わると、忍者たちは大きな布を広げた。
『ようこそ 忍者山アグリカルチュラルパーク』
『離宮もあるよ!』
使者「療養中の姫を影から守るのが我らのつとめ!」
使者「空気がおいしくごはんもおいしい健康的な都市から、なぜか忍者が見参!」
使者「高原の環境都市 最強の男! 忍者たちのリーダー、忍者……教カァァァン!!」
次の瞬間、すべての忍者が煙となって消えた。
忍者教官「……すべて拙者の分身でござる」
闘技場の入場口から国王が現れると、観客席の、そして中継先の、王国民たちは一斉に拍手で出迎えた。
忍者教官だけが拍手をしていなかった。シツレイ!
王「王国民たちよ!」
王「長く続いた開拓を終え、王国は大きな岐路に立たされておる!」
王「だが安心して欲しい!」
王「王国には数多くの、強き者たちがいるのだ!」
王「この戦闘大会にて、その頂点が決まる!」
王「この力強き国で、最強の称号を手にする者……新たな王者の誕生を、余とともに見届けようぞ!」
わあああああ
使者「選手入場!」
使者「歴代の戦闘大会、そのすべてで優勝したチャンピオンが堂々登場だ!」
使者「王家を守る近衛兵たちを率いる、王の盾にして王の鉾!」
使者「王都最強の男! 近衛兵、隊長!!!」
近衛兵隊長「一戦目から油断はしない」
近衛兵隊長「王家のため、優勝するのはこの私だ」
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