開拓者「安価で町などを作る」
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576: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/15(土) 00:22:30.37 ID:QgwLo/SCo
審判「試合開始!」

騎士は鎧を着用し、右手に槍、左手に盾を持った伝統の騎士スタイルで勝負に挑む。

家政婦(さて、さっさと武器を奪って降参を促しましょうか)

家政婦が回り込もうとすると、それに合わせて騎士は体の向きを変える。

踏み込むと、後退しながら槍を振り、けん制する。

素早く踏み込み、裏拳で攻撃を加えるが、盾できっちり防がれるとともに反撃される。

家政婦は身をひるがえして反撃の突きから逃れた。

家政婦(あれ……? この人、中々やりますね。ちゃんとした装備してくればよかった……)

距離を取ろうとすると重い鎧を着ているとは思えない速さでついてくる。

騎士(地味だが堅実。この戦い方で祖父も父も上り詰めたんだ)

家政婦「……ごめんなさい。あなたの強さを見くびってました」

家政婦「ここからは……少しだけ本気で相手をします」

そう言うと、入口横に用意しておいたモップを掴んで、家政婦は戻ってきた。

騎士「ふざけてんのかテメエ!」

怒りながらも正しい位置取りは崩さない。あくまで騎士は冷静だった。

家政婦「えいっ、たあっ」キンッ ドスッ

騎士「ぐっ、ぎっ……!」

騎士(おかしい。盾の防御が間に合わない! なぜモップがこれほど重い! あり得ねぇ!)

家政婦「あたし、武器の中で槍が一番得意なんです」ドスッ

騎士「グエッ……!」

家政婦「そろそろ降参してくれませんか?」

騎士「はあ、はあ……き、騎士に……降参は無い!」

家政婦「仕方ないですね……。それでは強めに……えいやっ!」


審判「勝者、湖畔の楽園!」

観客A「メイドにモップで倒される騎士がいるのかよ。笑える」

観客B「弱すぎる……本当に英雄の血を引いてるのか?」


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