開拓者「安価で町などを作る」
1- 20
571: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/15(土) 00:14:07.64 ID:QgwLo/SCo
1試合目 超能力者(常春の都) VS 操縦士(地衣の都)


使者「大変長らくお待たせしました!」

使者「王国戦闘大会! 一回戦をただいまより開始します!」

わああああああ

使者「それでは、選手入場! の前に、映像をご覧ください!」

もしもの時のため、客席と闘技場の間には魔法で見えないバリアが張られている。

そのバリアに、映像が投影される。

この映像は王国各地の中継映像でも見ることができるものだ。

ナレーション「冷え固まった大地。野菜の育たない土。凍り付いた川」

トナカイを連れた先住民の映像とともに、バラライカのどこか切ない音色が流れ始める。

ナレーション「人が定住できないかに思われた凍った平原に、都市が誕生した」

何もない広大な凍原にぽつんと位置する大都市の空撮映像に移り変わった。

ナレーション「都市の名は、地衣の都。王国の未来を背負うエネルギー都市である」

短い映像で、石油製品、発電所の外観、長距離列車が紹介され、映像は終わった。


使者「最強の馬力を生み出すのは人間の叡智、工業技術だ!!」

使者「ツンドラ工務社が送り出す最高性能の重機は、あらゆる人間を、轢く、はねる、追い抜いていく!!」

使者「凍原州 最強の男! 地衣の都代表、操縦士ィィィイイイ!!」

ガガガガガガガガ!!

観客A「でっか……!!」

轟音を上げて現れたのは牽引・地ならしなどに使用する車両を戦闘用に改造した、動く建築と言っていい代物。

一般的な王国人の知る車とはあまりにもスケールが違った。

観客B「あんなものにぶつかられたら、兵器の町の戦車でも吹っ飛ぶんじゃないの……?」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
689Res/504.38 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice