554:投下のみ ◆CpUz7d.S3o[saga sage]
2020/08/14(金) 00:30:36.43 ID:u+LzMlN+o
ついに戦局が動いた。
カンフースターが槍を払いのけずに、柄を掴んだのだ。
弟子「離せ……っ」グッ
カンフースター「……」ググッ
一見お互いに動いていないように見えるが、その実、槍を介して、気功による激しい力の駆け引きが行われている。
ふいにカンフースターは槍を離し、半歩前進。懐に潜り込む。
気功対決においてはカンフースターに軍配が上がったようだ。
怒涛の連続攻撃が弟子を襲う。
柔道家「やられた……!」
開拓者「いや、まだだ! 何が起きたかは分からんが……」
テコンドー「背負い投げか? でもノーダメージだ」
仰向けに倒れていたのはカンフースターの方だった。
連続攻撃の一瞬、弟子はその高速の拳技を見ていた。
そしてわずかに動き、急所ではない位置で攻撃を受け、そのまま腕を取り、背負い投げを決めたのだ。
カンフースター「……ふっ」スタッ
弟子(平気そうに見えるけど……気が乱れてるぜ、俳優!)
再び拮抗。
しかし少しずつ、槍の穂先が当たりはじめる。
そして、カンフースターは突如、後ろに跳びのいた。
カンフースター「……参りました」
弟子「えっ……」
審判「勝者、緑の町!!」
審判「Eブロック勝ち抜きは、緑の町代表、気功槍術家!!」
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