526: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/08/11(火) 22:39:03.94 ID:FpblGUspo
二刀剣士「降参してくれないか?」
二刀剣士「俺はこんなナリだが、女の子に暴力をふるう趣味はないんだ」
家政婦「お気持ちはありがたいんですけれど、あたしはファイナルトーナメントの一回戦まで進むことを依頼されているので、退けません」
二刀剣士「でもなあ……治療班がいるとはいえ、攻撃できねぇよ……」
家政婦「では、こういうのはどうでしょうか?」
家政婦「相手に、勝てないと思わせたら勝ち」
二刀剣士「寸止めルールか……。難しいけど、やってみるか」
しぶしぶ仕掛けた左右の連続攻撃は、寸止めするまでもなく空を切った。
二刀剣士「お?」
家政婦「今の、本気ですか? でしたら降参してくれませんか?」
二刀剣士「……悪いけど、俺もやすやすと譲ってやることはできないんだよ」
二刀剣士「ペース上げていくぞ!」
しかし、まるで攻撃が当たらない。
二刀剣士「えいっ! このっ!」ブンッ ブンッ
二刀剣士(おかしい! 俺はすでに当てるつもりで振っている!)
二刀剣士「おりゃああ!」
二本の剣で挟み込むように攻撃するも、頭上を跳び越えられて避けられる。
しかも、跳ぶ寸前、二刀剣士はアゴを撫でられた。
これが打撃だったならば……。
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