295: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/07/23(木) 23:48:49.95 ID:NPI5anM1o
開拓者がリビングで休憩していると、玄関から家政婦がたくさんの荷物を抱えて入ってきた。
家政婦「ただいま戻りました」
開拓者「おお。すごい荷物だな」
家政婦「シェアハウスを飾るための小物や家具を買ってきました」
家政婦「よいしょ、っと」ドサッ
開拓者(長袖シャツと長ズボンの上にエプロンをつけた彼女は、女性陣の中で最も特徴のない人物に見える)
開拓者(ナチュラルな飾らない魅力……というよりは飾り慣れてない雰囲気がするな)
開拓者(しかし家事をする際の動きはさすがに素早く丁寧で、洗練されている)
開拓者「屋敷の方のデザインもしないといけないのに大変だな」
家政婦「あちらはもうアラクネさんとエルフさんに任せています」
開拓者「職務放棄か?」
家政婦「いいじゃないですか。本当はあたしが警備チームの編成をするつもりだったんですから」
開拓者「そういえばそうだったな」
開拓者(謎の人脈……そして謎の警備への自信……)
開拓者「一つ確認なんだが……お前は普通の人間だよな?」
家政婦「普通ってなんですか?」
開拓者「ちょっと他人と違うパーツが付いているとか……袖をめくるとウロコがあったりしないか?」
家政婦「ありませんよ……」
開拓者「一人でその荷物を運んできたのか?」
開拓者「まさか水中で呼吸ができたりは」
家政婦「しません。ちゃんとセインさんに送ってもらいました」
家政婦「小物はエソラさんと二人で選んだんですよ。ついでにお茶もしてきました」
開拓者「ほう。お前が誘ったのか?」
家政婦「はい。こちらから歩み寄らないと、関係性が築けないと思ったので」
家政婦「最悪、居心地が悪くていなくなってしまうかもしれないですし……」
開拓者「ああ、お前も心配していたのか……」
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