小美浪あすみ「仕方ねーな。アタシがひと肌脱いでやる」
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7:名無しNIPPER[sage saga]
2020/07/04(土) 03:59:27.89 ID:ybIwhY18O
「よし、呼吸は正常に戻ったな」
「お、お手数おかけしました……」
「いいってことよ。可愛い後輩のためならキスのひとつやふたつ……もっかいすっか?」

それはとてつもなく魅力的な提案だった。
もしもここで頷きさえすれば、先輩は先程の妄言を取り消してくれるだろうか。しかし。

「あ、その前に用を済ませとかないとな」
「よ、用とは……?」
「やだなぁ、後輩ってば。もちろん小用に決まってんだろ。言わせんなよ、恥ずかしい」

なら言わないでくださいよ。俺は懇願する。

「せ、先生。どうか、お願いします……」
「ん? なんだ、言ってみろ」
「お願いですから、普通の処方箋を……」
「残念ながら、個人的感情で患者に処方する薬を選ぶことは出来ない。劇薬なら尚更な」

劇薬なんていらない。そんなもの必要ない。

「先輩、お願いだから、普通に愛して……」
「悪いな、後輩。アタシが抱くこの想いは普通じゃ収まらねーんだ。だから、覚悟しな」

さっき個人的感情で薬は選ばないって言ったのに、やっぱり先輩は意地悪で、天邪鬼だ。


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