56:名無しNIPPER[saga]
2020/07/02(木) 22:52:18.35 ID:0AxqYuWp0
「佐々木さん、いつもどうやって原稿を描いてますか。
先ほど冠城くんはあなたの机から未来の少年ジャンプを見つけた。
そしてあなたが描いている原稿のタイトルもキャラクター名もすべて同じ。
つまりあなたは未来のホワイトナイトをそのまま写しているわけですね。」
「だから…それはホワイトナイトを完璧に仕上げたくて参考に…」
「そこが意味がわからないんですよ。完璧に仕上げたいのなら伊月さんのホワイトナイトをそのままコピーして載せればいい。
ですが敢えてそれを行わない理由、それはあなた自身が漫画家を体験したいだけにしか僕には思えないんですよ。」
右京は自分で推理しながら哲平の行いに呆れるしかなかった。これが作家の姿かと…
本来作家とは膨大な資料と自身の発想力を用いて執筆作業に取り組む。
だが哲平はそうではない。未来のホワイトナイトを盗作して我が物顔でいる。
ネタなど電子レンジの前で突っ立っていれば未来のジャンプが届いて何の苦労もせず作画を描ける。
その作画も届けられたジャンプを参考にして描けばいい。正直なところ哲平の負担は他の作家よりもかなり軽いものになるだろう。
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