【ARIA×モバマス】高森藍子「そのあたたかな手に」
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8: ◆jsQIWWnULI
2020/06/27(土) 18:55:00.61 ID:1dnQeO7k0
私は目の前にある目玉焼きにフォークを伸ばす。下に敷いてあるベーコンがカリカリに焼けていてとてもおいしそう。目玉焼きを半分に切ると、少しだけ緩い黄身が溢れる。私は真ん中に置かれているパンの籠からパンを取り、切った目玉焼きをそのパンの上に乗せる。私はこぼれないように、でも大胆にそれにかぶりつく。

「……」

私が朝ごはんと格闘していると、頬杖をついて私をずっと見ているアイさんと目が合った。私はなんだか急に恥ずかしくって、朝ごはんを食べる手を止めた。

「ど、どうしたんですか……?何か私の顔についてます……?」

私がアイさんに尋ねると、アイさんは「ふふふっ」と、少し子供っぽく笑って言った。

「ううん。ちょっと嬉しいだけだよ」

「は、はあ……?」

「ふふふっ。さあ、私のことは気にせずに食べて?」

「は、はい!」


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