朝倉葉「オイラ、幸せもんだな」小山田まん太「僕だって、幸せ者さ!」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/22(月) 23:37:35.51 ID:FFL98XnqO
「悪いな、まん太。辛い思いさせちまって」
「いいんだ! だって僕らは友達だろう!?」

謝罪なんかいらない。聞きたくない。
ただ僕は彼の側に居てやりたかった。
それが唯一、僕に出来ることだから。

「まん太……お前はいい奴だな」
「葉くん……!」

涙が止まらない。畜生、畜生、畜生。
泣く権利があるのは彼のほうなのに。
それなのに、彼はニヘラっと笑って。

「うぇっへっへっへっ。オイラとしたことが、ちょっと飲んじまったぜ。しょっぺぇ」
「フハッ!」

ごめん葉くん。それはいくらなんでも嗤う。

「フハハハハハハハハハハハハッ!!!!」
「うぇっへっへっへっへっへっへっへっ!」

僕たちは嗤い合う。
それが友達だから。
葉くん、僕はね。

君と友達になれて、本当に良かったと思う。

「なあ、まん太」
「なんだい、葉くん」
「オイラ、幸せもんだな」
「僕だって、幸せ者さ!」

君の幸せは僕のもの。その逆も然り。
虹のように眩い葉くんの笑顔を見て。
僕は生涯、君の友達で居ると誓った。


【シャーマンキング 葉を濡らす通り雨】


FIN


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