ロード・エルメロイU世「最初からそれがお望みだろう、レディ?」
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14:名無しNIPPER[sage saga]
2020/06/15(月) 23:05:59.44 ID:uimHEu7hO
「我が兄よ、やはり……」
「それ以上は言わないでくれ」

大事な場面を台無しにした義兄の顔色は青ざめており、大量の冷や汗が眉間の皺を伝う。
その雫を指先で拭い、ひと舐めしてから。

「ふふふふ。どぉしたぁ? お兄様?」
「別に、どうもしないとも……!」
「それにしては、顔色が悪いようだが?」
「レディ、私の膝から退いてくれ」

おや。私としたことがはしたない。
気づけば義兄の膝に横座りしていた。
汗ばんだ首筋に手を回して、拒否する。

「断る。義兄の膝の上は義妹の領地なのだ」
「早くどけ! でないと、ボクは……!」
「おやおや、ロードともあろう者がこうも狼狽えるとは。修行が足りないのでは?」
「君にこの苦しみがわかってたまるか!?」
「わかるさ。わかるとも。苦悶の種類は違えど、私も催していることには違いない」

実際、もう膀胱がパンパンだ。
たぶん、押されたらピュッと出る。
ちょっと押してみて貰いたいくらいだ。

「なあ、お兄様」
「なんだ!?」
「この際だから、一緒に漏らさないか?」
「はあっ!?」

ああ、その顔。その絶望。愉悦が湧き出す。


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