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2020/06/14(日) 08:11:23.32 ID:cnoGpzT90
藍子「優しい女の子でしたね……」
歌鈴「はい。とっても」
歩き去った親子を見送って、さて歩き出そうとしたとき、歌鈴ちゃんが、どこか遠く、
空を見上げていました。その瞳は、いつもより神秘的で、きらきらとしていました。
藍子「どうか、しました?」
歌鈴「あ、ええっと、今ね、神様にお祈り……というかお願いをしてたんです」
藍子「お願い?ですか?」
歌鈴「はいっ!あの女の子が、これからもずっと、あの優しさを忘れないように、見守ってください、って」
歌鈴「あの優しさを、これからもずっと持っていていたら、きっとあの女の子の周りに、
これからもたくさんお幸せが訪れるんじゃないかな、って、そう思えるからっ!」
普段よりずっとずっと優しい笑顔で、歌鈴ちゃんは答えます。
(すごいなぁ……)
そんな歌鈴ちゃんが、私にはとても眩しく見えます。
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