花子「新しい!」貞子「生活!」メリー「なの!」
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97: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/06/16(火) 16:23:57.08 ID:dgPNsq/R0
貞子「・・・・・・メリーさん?今結構いいところなんですけど?」
メリー「ちゃんと言いたいこと言えたら。良い情報教えてやるって言ったの。私はそのへん嘘つかないの」
貞子「それにしてもタイミングってものがあるでしょう!」
メリー「そうなの?むしろ最高のタイミングだと思うの」
男「メリーさん、俺結構頑張って話を進めようとしたんだけど」
メリー「進められたら困るのはこっちなの。いいの?私らは隣人も含め人外なの。そこはオッケーなの?」
貞子「ええ、もちろん」
メリー「んで、人と交われる人外ってのは子供が作りにくいものなの。寿命が長いってか実質無いから仕方ないの」
男「そういや隣人もそんなこと言ってたな。妊活するのも大変だって」
メリー「だから婚姻に関する法律は人間用じゃなくて人外用の方が適用されるの。これは現代社会のどの国でも一緒なの」
貞子「えっと、つまり?」
メリー「人外法では婚姻の数に制限は無いの。そもそも婚姻規定は人外側は浮気すんなってぐらいしかないの」
貞子「・・・・・・あの?」
メリー「ていうか!注釈で書いてるの!種の存続のために必要な場合は例え相手が同じであろうと好きなだけ婚姻を結んでいいって!」
貞子「ええっと、それってつまり、その?重婚オッケーってことですか?」
メリー「これのいいところは婚姻を結ぶ側の相手の婚姻数の制限が撤廃されることなの。これは仕事先で教えてもらったの」
貞子「・・・・・・えーと?じゃあ私はなんで悩んでたんですか?振ってくれとか言った話は?」
メリー「独り相撲なの。男も」
男「・・・・・・マジかよ」
隣人「マジらしいですね。私も今社長に確認とりました。結婚とかの話は常識で考えるから人外法のことまで頭が回らない人の方が多いんですって」
メリー「私ら人外って面倒なことに一度パートナーを決めたらその相手としか子作りできないらしいの。だからこんな法律でも作っておかないとどんどん数が減っていくらしいの」
隣人「私たちがよく目を通す都市伝説法には婚姻関係の話とか全くないですしね。あれ罰則しか載ってないですし。これはマジでびっくりです」
貞子「・・・・・・うふふ、つまり、私があんなに悩んでいたのは全部無駄だったって、こと」
貞子「うふ、うふふ、うふふふふふふ」
隣人「わーっ!貞子さん!落ち着いてください!そのままだと昂り症状でちゃいますからー!」
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