37: ◆B54oURI0sg[sage saga]
2020/07/18(土) 06:21:48.91 ID:Bj/HA+5DO
「ずいぶん仲がよろしいですね」
駆逐棲姫「そうだな、お姉ちゃんと暁の次に春雨は好きだぞ」
春雨「むー、私は三番目の女…」
「不満そうですが?」
駆逐棲姫「そう言われてもな」
しかし二人はしっかりと手を繋いだりしていて傍目からは微笑ましい双子のように見える
春雨「不思議とクキちゃんには変な気持ちにはならないんですよね―。それもあってか白露姉さんからクキちゃんの護衛をやれと」
なるほど…あの長女も苦労していたんだろう
駆逐棲姫「お姉ちゃんも最近忙しいようだからな…私にばかり構っている暇は無い」
少しだけ寂しそうな顔をする駆逐棲姫だったが
廊下の先の曲がり角にちらりと尻尾のようなものが見えた気がした
駆逐棲姫にはまるで自覚は無いが彼女は現大本営の最重要人物の一人である。狙われる理由は幾らでも湧いてくる
実際に殺されそうになった事もあるが本人はそれをどう捉えているのだろう
またじゃれ合う二人を眺めながら私はそんな事を思っていた
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