247: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/06/15(月) 17:14:36.74 ID:+I9rRxhLo
若手議員「初めまして。私は王国議会で議員を務めておりました、国民党所属の化学博士でございます」
設計者「国民党……前々から石油の活用の推進を主張していた政党だっけな」
若手議員「はい。覚えていていただき誠にありがとうございます」
設計者「当然覚えてるよ。僕も王都で行政に関わってたうちの一人だし」
設計者「石炭利権の王国党と石油推進の国民党……レベルの低いところで争ってるな、と思ってたよ」
設計者「輸入が必要な石油を推進するのは外国のスパイだとか難癖つけて、技術の発展を邪魔するような人たちが王国の守護者を自称するなんて滑稽だよね」
若手議員「そ、そこまで分かっていただけていましたか!」
設計者「でももう大丈夫だ。国内で大量に石油が取れるようになったからね」
設計者「さて、議員さんには石油局の長官のポストに就いてもらう予定だ」
設計者「合成樹脂、合成繊維の利用をどんどん推進してもらいたい」
元大臣「君が設計者くんか。活躍の噂は聞いてるぞ」
設計者「王国党の先生ですね。ようこそいらっしゃいました。寒くなかったですか?」
設計者「王国各地の鉱山、工場に太いパイプを持つあなたにはいつも助けられています」
元大臣「かつては俺も現場で働いていたからな。顔が利くだけじゃない。いろいろ助言して信頼を得てんだよ」
元大臣「ここはいいところだな。環境学者が場をわきまえている。排煙がどうだとうるさい輩がいない」
設計者「産業保護の王国党と環境保護の国民党……くだらない争いですよ」
設計者「王国では石炭に対応した環境技術が進んでいるのに、そんなことも知らない人たちが環境保護をうたうなんて滑稽ですよね」
元大臣「あいかわらず話の分かる男だな」
設計者「ここにあなたの敵はいませんよ。土地が広大なので鉱山開発が町の環境に影響しませんから」
設計者「先生にはエネルギー局の長官のポストを用意しました」
設計者「石炭をどんどん燃やして、発電所や工場を増やしてください」
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