【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 7巡目
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391: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/06/11(木) 00:55:16.14 ID:Yia+ETZe0
>>388 とてもよくわかる。



――――

――



「え、えーっと。ワイズ君? 大丈夫? その、ね? あのバカと私のせいで飛んだご迷惑をば……」

捕食者から命からがら逃げてリビングに向かうと、話したことのない女性に謝られた。

……黄金に燃え盛る炎を纏った――と言うのは僕の見間違いで、炎に似たそれは、羽毛であった。

ワイズ「あ、あの?」

ユーロ「あ、自己紹介! 自己紹介か! こほん、お姉さんはユーロ・フェイン! 気軽にユーロとか、フェインとか……ええい、好きに呼んじゃって!」

と、お姉さん……じゃなくて、ユーロさんはぺこぺこ頭を下げながら元気よく挨拶をした。

ユーロ「驚くことに私とワイズ君は同じ種族みたいだし……まぁその、同じ不死鳥友達として今後も末永ーく仲良くしてくれたらなーって、思ったり、思わなかったり」

ワイズ「はぁ……じゃあその、宜しくお願いします――」

ベルフェ「へいへいへい、自己紹介は良いけど後ろからはらぺこどらごんが迫ってきてるぜ?」

「不死鳥は食べてもなくならないから、いくらでも食べて良いんでしょ?」

ワイズ「ひえっ」

ユーロ「あーっ! 出たなセリュー・グランツ! 通称燃費効率悪すぎドラゴン! ほんとぉおおおおおおにさぁ!何でもかんでも食べようとするなー!」

セリュー「……わたくしはただ、食べたことのない生命は一回口に入れたいと思っているだけですけど」

いや落ち着いていうことじゃない!

セリュー「大体、そのわたくしの鶏肉――いえ失礼しました、鶏肉はまだつまみ食いがまだで」

わたくしの、という部分を訂正した!? 鶏肉も訂正してよ!?

ベルフェ「はっはっはっはー! おいこらセリュー! 少年をカニバリズムしたいっていうんならまず私を超えてから言うんだなー! はっはっはっはー!」

セリュー「ご飯を食べるのに、何故ベルフェの許可が必要で?」

ワイズ「僕の目の前で捕食者会議を始めないでぇ……!」

食うか食われるかの状況とは、まさにこのことか……!


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