9: ◆X0lVDgvcQ2[sage saga]
2020/05/31(日) 17:17:14.52 ID:Ah/etRVG0
友「ど、どうしよう〜!あたし狩られちゃうよ〜!!」
女「それは無いと思いますけどね」
友「そんな事無いよ!あの子…不良ちゃんってたしか、元盗賊の家の子なんでしょ?」
友「力は強いし足は速いし背は高いし……身体能力の暴力だよ〜!」
女「ふむ……」
女(…何故でしょう。先程のやり取りでしょうか。なんだか、もやもやします)
女(それはともかく…さて、どういう言葉をかけましょうか)ヒューン
女「んべっ!?」ガコンッ
友「うわわっ!?さっそく不意打ち!?」ピシッ
女「……違います。私の綾鷹です…」
友「あえっ!?…なんだそっか〜あたし驚いちゃったよ〜」
女「…なるほど!」
女「友さん」ギュッ
友「わっ!…い、いきなりどうしたの?手なんか握っちゃって……」
女「綾鷹です」
友「えっ…?」
女「友さんはさっき、あの人に直々に選ばれましたよね?」
友「そ、そうだけど…」
女「ならば、友さんもまた綾鷹であると言えるでしょう」
友「え…??」
女「そして、綾鷹ならば私に選ばれるという事です」
友「…!!」
女「………貴女は私が守ります。大丈夫、心配しないでください」
女「──あの人には、精々にごりの旨味でも味わって貰いましょう…!」ムスッ
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