29:名無しNIPPER[saga]
2020/05/29(金) 21:01:16.89 ID:NL0BcGR20
──大洗女子学園 生徒会室
華「ただいま戻りました」
杏「おっ、お疲れ〜どうだった〜?」
華「角谷会長に教えていただいた『手土産』。役人さんも『喜んで』受け取ってくださいました」
杏「そっかそっか。んじゃしばらくはおとなしくなるだろうね〜」
優花里「でも五十鈴殿、あんなにあっさりとしたご挨拶でよかったんでしょうか?」
沙織「そうだよ。もっと何か言ってもよかったんじゃない?」
華「いえ。きちんと『お気持ち』を込めましたから、あれだけでじゅうぶんあの人には伝わったことでしょう」
優花里「?」
沙織「?」
華「それに、あの人はもう許されているようにおもえます。その証拠に最終章をよく見てみると役人さんっぽい人がいるんですよね」
みほ「無限軌道杯の観客席のところだよね?」
沙織「有力な高校生選手を知るために視察してるってこと?」
優花里「ちゃんと戦車道プロリーグ設置に向けての仕事はしているってことですね」
麻子「やせても枯れても官僚だもんな。ただの廃校おじさんじゃないわけだ」
華「廃校騒ぎはもう済んだ話です。これからは未来のために、もう2度とそんな憂き目に遭わないような努力をしていかなければなりません」
華「河嶋先輩もおっしゃっていましたが、大洗の戦車道を盤石なものにすること。これこそが学園艦を守る最善の道となるでしょう」
華「ちょうどよい機会です。当面の目標は、あの役人さんの前で無限軌道杯を優勝すること」
優花里「なるほど。夏・冬の連覇となれば大洗にとってさらなる実績になりますからね!」
麻子「それを目の前に見せつけてやれば、廃校のことなど口にできなくなるだろうな」
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