隣人「あのー?」男「んー?」ゴクゴク
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36: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/29(金) 00:56:57.57 ID:aaCQkf6P0
男「ここが隣人の家か・・・・・・つっても隣だけど」

男(花子さんがあいつが都市伝説とか言ってたけど・・・・・・一応用心しておくか)

ガチャッ

隣人「あ、あれ、先輩?」

男「お、おう(インターホン鳴らす前に開けられた・・・・・・)」

隣人「・・・・・・どうしてここに?」

男「いや、お前が急な欠勤するって聞いて何かあったんじゃないかって思って来たんだよ」

隣人「え、先輩私の住所知ってたんですか?」

男「社長に教えられた。俺、ここの隣」

隣人「へぇ、妙な偶然もあるものですね」

男「んで、どうしたんだ?平気そ・・・・・・いや、右目どうした」

隣人「ああ、えっとですね、ちょっと家を出る前に洗い物済ませちゃおうと思ったんですけど、洗剤が中々でなくて口を覗き込んだらですね」

男「飛び出してきて命中したわけか」

隣人「そういうわけです。病院には行ったんですけど、まあ異常は無いっぽいんでとりあえず安静にしてろと言われました」

男「なるほどな。まあ無事で何よりだ。無事、か?」

隣人「命にかかわらないことは無事だと思ってます」

男「まあ、そういうことならこいつだけ」

隣人「えっと、これは・・・・・」

男「お見舞いだ。前に世話になったし、そのお返しだと思ってくれ。あと社長が小遣いくれたから病院代にでも当てとけ」

隣人「社長、相変わらずなんていうか・・・・・・わかりました、ありがたく受け取っておきます」

男「まあお隣さんってわかったことだし、困ったことあったら言ってくれ。力になれるかもしれん」

隣人「ありがとうございます。先輩・・・・・・」

男「ん?早速何か用か?」

隣人「・・・・・・いえ。やっぱり大丈夫です。ただ、先輩は優しいなって思って」

男「知り合いからはもっと優しくしろとか言われてるけどな」

隣人「それは先輩のことを知らなさすぎるだけです。先輩のやさしさは、なんていうか、お兄ちゃんみたいな・・・・・・そんな感じです」

男「俺、末っ子なんだけどな」

隣人「えへヘ、なんだか恥ずかしいこと言っちゃった気がします」

男「まあ、なんだ。お大事にな」

隣人「はい、ありがとうございます」

男(うん、こいつが都市伝説とか俺を狙ってるとかそういうやつには思えんな。ただちょっと目が赤いだけの普通のやつだ)


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