20: ◆GiMcqKsVbQ[saga]
2020/05/28(木) 15:58:34.91 ID:xevQcMal0
メリー「ただいまなのー」
男「おかえりー」
メリー「花子、手伝えなの。野菜切っとけなの」
花子「えー、なんで私がー?」
メリー「貞子は今気合を入れてトイレ掃除をしてるの。知っての通り私は台を使わないとキッチンに届かないの。台を動かすのも面倒だから手伝えなの」
花子「はーい。ってことでしばらく落ちるねー」
男「了解。メリーさんのキッチン対策もなにか考えないとなあ」
メリー「前はキッチンも狭くて使いやすかったの。広くなったのが私にとっては仇となったの」
男「自分しか使わないワンルームだったからこその広さだったしな、あれは。4人暮らし相応にするとどうしてもな」
メリー「そこはわかってるの。はあ、知り合いの幽霊みたいに浮遊出来たら楽なのになの」
花子「ちょいちょい話に出てくる知り合いの幽霊って誰?」
メリー「幽霊の癖して見えるし触れるし戸籍持ってるしのよくわからんやつなの」
花子「戸籍の項目なければ私も似たようなもんじゃん」
メリー「私らにとってそこって結構重要なステータスだと思うの」
花子「まあねー」
男「取れないのか?」
メリー「簡単に取れるもんじゃないの。家庭裁判所とか通さなきゃいけないの。年齢登録とかすごい厄介なの」
花子「しかもすでに死んでたり人形だったりで寿命って概念が無いしねー」
メリー「あいつは確か享年で登録してたの。何年経っても12歳のままらしいの」
男「享年で戸籍登録するとか日本の法律に真っ向から喧嘩売ってそうだな」
花子「まあそんなのよっぽどのコネがないと無理だけどね。私らみたいな無支援者は都市伝説みたいな非正規やるかこうやって寄生するかしないと生きていけないのさ。死んでるけど」
男「そう聞くと大変だな」
メリー「今はすっごい楽なの。紆余曲折あったけどそこは感謝してるの」
男「お、おう。メリーさんからそんな言葉を言われると・・・・・気恥ずかしいな」
メリー「これで私に殺されてくれれば一番最高なの」
男「メリーさんの寝床は今日からトランクの中でいいか?」
メリー「男はこれからも頑張って生きて私たちを養ってほしいの」
花子(もはやこのやりとりも定番だよね)
壁「・・・・・・」
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