魔法学園で過ごす学生生活第3章 〜安価とコンマと時々真相〜
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◆50Z6EuXmS6
[saga]
2020/06/29(月) 23:25:52.20 ID:z0qqxk/Y0
ランド「…その宗教団体は、魔族を利用することを考えたそうです。アリエース様もまた、魔族の力をもってすれば、帝国、公国など恐れる必要はない、と」
フィニー「そのために、召喚魔法を…」
ランド「そうですね…」
ランド「ですが…召喚魔法は不十分だったのでしょう。呼び出した魔族は、皆人の姿をしており、力もあまり強くありませんでした」
フィニー「…」
ザルグ「フィニーさん…」
ランド「ですが、アリエース様はさらに恐ろしいことを考案したのです。これら魔族を…反体制派の領地に…」
ゼルド「…やべえな、オイ…」
ナンナ「ゼルドさんでも、そんなこと考えませんよね…」
ゼルド「俺は、人の道を外れることはしねーよ…」
ランド「…そしてシルキード領は、その魔族を倒すために、領地を継ぐ人間が犠牲になりました」
ゼルド「リンナさん…」
ランド「フェルキ領に関してはも同様です。が…」
レイン「まだあるの…?」
ランド「…そこで、アルス様を狙った理由が出てくるのです」
ヴェルド「そこで、俺…か」
ランド「…サラ様とアルス様が、フェルキ領で過ごしていた際に…アルス様を狙ったのです」
ザルグ「…」
ランド「…アルス様を死なせた、として…フェルキ領はお家断絶。そして…その領地を私は手にしました…」
フィニー「…えげつないですね」
ザルグ「本当にね…」
ランド「…」
ゼルド「なに話しきった気持ちになってんだ?お前がヴェルドを殺そうとしたんだろ?」
レイン「そうね。なら、ここで…」
ランド「ええ…わかっています。王国をお頼みしますぞ…」
ヴェルド「…ならば、お前はまだ生きろ、ランド」
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