魔法学園で過ごす学生生活第3章 〜安価とコンマと時々真相〜
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◆50Z6EuXmS6
[saga]
2020/06/28(日) 22:58:44.28 ID:BDSJNmLf0
【王国 ゲルダム領】
フィニー「川の上流がここなんですよね」
レイン「そうなるわね」
ヴェルド「この領地が、毒を流しているのか?」
フィニー「どうでしょうね」
ザルグ「この領地は、逆に領主の力が弱いんだよね」
ゼルド「だな。だから、街をギャングが仕切ってるんだ。この領地は…搾取するギャングと、搾取される人々だけだ…」
フィニー「…レインさんは、なぜこの街をほおっておいてるんですか?」
レイン「…領地の問題に関しては、基本的に要請がない限り手を出さないのが王国のルールなのよ…」
ナンナ「と、言うことなんですよねー…クロウズ領の件も、結局はそれで甚大な被害がでましたし」
ザルグ「…」
ゼルド「つまり、『この領地は俺たちの手に負えない』ってスキを見せないと、助けてもらえない」
ザルグ「この領地はギャングに脅されてるのか、それともギャングに接待されてるのか…」
ヴェルド「…領主の城にいくしかないだろう!」
フィニー「えええ…」
ゼルド「待てよ…というか、お前この中のメンバーで一番よえーんだぞ」
ヴェルド「だが…!」
フィニー「…だれか、来ましたね」
「おうおうおう!なんだてめーら!」
「ギャング、とか聞こえたが…なんの用だ!?」
フィニー「…ヴェルドさん。どうしましょう?」
ヴェルド「…撤退だ…!!」
「にがすと思うか!!」
フィニー「ゼオ・ルナっ!!」
「ぐああっ!?」
フィニー「いいですね、闇魔法。発動が早く、威力もある。範囲が少し狭いのが難点ですが…」
「ぬぐぐ…!!」
レイン「今のうちに退散しましょう」
フィニー「はい…」
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