魔法学園で過ごす学生生活第3章 〜安価とコンマと時々真相〜
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617: ◆50Z6EuXmS6[saga]
2020/06/23(火) 21:51:53.13 ID:+1JvwHf40
【1月1日 帝国 マークロイド領 マーク・エル教会】


アイリス「あああ…ふぃにぃいいい…」



シスターエル「なんでウチの教会で飲んでるのよ…」


シスターエル「ウチは居酒屋じゃないのよ…」




「ヴァルステリア。今大丈夫か?」

シスターエル「…今、ちょっと飲んだくれがいるんだけれど」

「ああ、なら、違う場所がいいか」




デナント卿「さて、と…フィニーはどうだい?」

シスターエル「王国のクロウズ領の跡継ぎと結婚だってさ」

デナント卿「それはめでたいね。…だが、あの子の素性は…」

シスターエル「どうだろうね。ルナの子どもだってことは伝えたけれど…」

デナント卿「そうだねぇ…」



デナント卿「…あなたは、ほんとーっに!!!口下手だね!!ちゃんと全部話したまえ!!」

シスターエル「だってぇ…あんなこと伝えたらフィニーがどうなるか…」

デナント卿「ああ、そうだろうね!だが!フィニーは私たちの希望でもあるんだ!」




シスターエル「うええ…」

デナント卿「…すまないね。だが、このままフィニーを王国に渡すわけには行かないことはわかるだろう?」

シスターエル「あうう…」

デナント卿「あのろくでなしを崩すようには仕向けてはいるがね…」

シスターエル「逆に、利用されたんでしょ?デナントはほんとまぬけだよ。それでも私の弟?」

デナント卿「ぬぐぐ…」



デナント卿「とにかくだ、私たちのミスをフィニーに押し付けるわけには行かない」

シスターエル「そうね。ただ…マルちゃんがなぁ」

デナント卿「カルムが生きていれば、もう少しはまともな話になったんだけど…」

シスターエル「あんたね…人間は寿命が短いのよ。それを計算に入れて動きなさい」

デナント卿「すいません」





デナント卿「とにかく、フィニーにちゃんと話しておきなさい」

シスターエル「そうね…覚悟、決めておくわ」






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