魔法学園で過ごす学生生活第3章 〜安価とコンマと時々真相〜
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161: ◆50Z6EuXmS6[saga]
2020/06/02(火) 23:17:40.55 ID:KaVnMRPw0
シスターエル「それは、デナント卿から聞いているでしょう?あなたには、皇帝の血が流れている、と」

フィニー「…だから、保護する流れがでている、と?」




シスターエル「…そうね。こんなこと言うと笑われるかもしれないけれど…」


シスターエル「魔族、を信じる?」



フィニー「…はい。と、言うよりやっぱり魔族が私を狙ってたんですね」


シスターエル「…そこまでわかっているのなら、話が早いわ」


シスターエル「私の妹も、私も…特別な血があったのよ。そして、それはあなたにも受け継がれている」



フィニー「…刻印、のことですか?」


シスターエル「ええ。簡単に言うとね…昔は、血が濃かったのよ。魔法を使う人はね」

フィニー「はい」


シスターエル「だから、刻印はごく普通にあった。だけれど…」


シスターエル「世代を重ねるたびに、どんどん血が薄まっていき…刻印を持つ人間は少なくなっていったの」


シスターエル「だけれど、ごく一部に、血の濃い一族がいたわ。それが、私たちなの」


フィニー「その血を絶やしていいんですか?」

シスターエル「ここで最後の1人を絶やすわよ」




フィニー「…ん?最後の1人?」

シスターエル「あ…そうね。一応だけれど、まだルナは生きてるかもしれないから。少し無神経だったわね」

フィニー「いえ、シスターエルは、まだ産めないんですか?」

シスターエル「…私は、昔傭兵してた自体に病で子どもを産めなくなったのよ」

フィニー「そうだったんですか…すいません」




フィニー「…ルナ、お母さん」

シスターエル「…あ、話がそれたわね。それで、貴方の血を狙っているのが、魔族…だと思うわ」


フィニー「そうだったんですか…ありがとうございました」


シスターエル「ええ」


シスターエル「ルナは、貴方のことを心から愛していた。それだけは、間違いないわ」


フィニー「はい、ありがとうございます」



判定↓1
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それ以外:1月1週までイベントストップ


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