開拓者「安価と魔法で町を作ります」
1- 20
249: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/06/02(火) 15:52:59.49 ID:nhyRGI3ho
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


上覧競馬の閉会式を終え、開拓者と国王が消えていることに気づいた住民たちはすぐさま捜索を始めた。

ユニコーンライダーの一人が町の外を探しに行き、どこかへ飛ばされたのは自分たちであると気づくまでそう時間はかからなかった。


天才騎手「一体どうなっている!? 連絡はできないのか?」

スタッフ「申し訳ございません。ただいま調査中でございます」

魔導士「魔法であることは間違いない。しかし、大規模な儀式魔法でもこの規模はあり得んよ……」

眼鏡の女の子「線路の先で地面が途切れていました。下を見ても何もない、青空と同じ色が広がっているだけ」

林業家「ちょうど俺たちが管理している森林の範囲ぴったりで切り取られている」

農家「だめだ。マナタケがなくなってる。無病息菜も植木鉢に移した分以外全部消えた」

魔導士「……これでは王国に帰ることも難しいね」


住民たちは手分けして魔力を補給できるものを探したが、あまり良いものは見つからず……

だからといって頭をひねっても他の手段は思いつかず……

不安で塗りつぶされた心境のまま、一夜を過ごすこととなった。

そして、翌日……


鉱山労働者「おーい! 線路が途切れている先に地面があるぞ!」

役者「よっしゃ! なんだかよくわかんないけど、助かった!」

開墾者「……線路が途切れている?」

化学者「まだ楽観できねーな。少なくとも元の場所と違うのは明らかだ」

ガイド「み、皆さん! 線路の先から馬に乗ったたくさんの人が走ってきます!」

メイデンナイト「何者ですか!?」

獣医師「全員、軍服のようなものを着ていたね。それも、見慣れない……」


町の転移はただの始まりに過ぎない。

彼らはさらなる悪夢に巻き込まれることとなる。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
267Res/165.26 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice