194: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/05/27(水) 21:35:40.26 ID:UXgMP7iRo
病院。
看護婦「一体どうしたのよ。開拓者さんが倒れるなんて……」
疫学士「感染症ではありませんのでご安心ください。過労に似た症状です」
医学者「開拓者が目を覚ました。マナタケを食べさせたら回復した」
開拓者「心配かけてすいません。魔法を使おうとしたとたん、意識が飛んでしまいました」
看護婦「あらま、魔法の使い過ぎかしら」
開拓者「規模の大きすぎる魔法に、体が耐え切れなかったみたいです……」
疫学士「くれぐれも無理はしないように!」
開拓者「大丈夫です。二の轍は踏みません」
魔法研究所。
開拓者「ユニコーン競馬を王国の皆さんに楽しんでもらおうと思い、」
開拓者「私の魔法を介して映像を中継し、全国から投票できるサービスを始めようとしたんです」
魔導士「それは君、人間技じゃないよ。少し考えればわかるだろう」
開拓者「そうですね……」
開拓者(魔法はなんでもできます。そしてマナタケから魔力をいくらでも補給できます)
開拓者(なぜ失敗したのか。それは出力が今までの魔法とは桁違いだったためです)
開拓者(私の最大パワーを100として、マナタケは最大まで魔力をチャージできますが、今回の魔法には数万以上のパワーが必要でした)
開拓者(範囲は王国全土。常に投票が可能。……範囲も時間も大規模すぎる通信魔法です)
魔導士「このまま諦めるのかい?」
開拓者「そんなつもりは毛頭ありません!」
魔導士「では助言だ。君一人分の魔力では足りなかった。それなら?」
開拓者「……あっ! 試す価値はあります!」
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