115: ◆CpUz7d.S3o[saga]
2020/05/24(日) 22:26:17.14 ID:MzPuxZaXo
医学者「貴女が開拓者さんか」
開拓者「よくお越しくださいました」
医学者「君は、温泉の医療効果について興味があると聞いた」
開拓者「はい。実際のところ、うちの泉質はどうなのですか?」
医学者「実は、温泉の医療効果については分かっていないことが多い」
医学者「逆に言えば、巷で語られている温泉の効能は、科学に基づいていないことが多い」
開拓者「なんと。温泉はオカルトだったんですか」
医学者「そう決まってはいないよ。熱と水圧が人体に与える影響や、においが与える心理的影響についてはすでに分かっているから」
倫理学者「倫理とは何か、知っていますか?」
開拓者「善とは何か、悪とは何かを定義するもの……ですか?」
倫理学者「そう。人として守るべき普遍的な基準。規範。それが倫理です」
開拓者「人が倫理的な人物になるために、何をすればいいんでしょうか?」
倫理学者「何が正しいか、思考し続けることです」
倫理学者「理性に従い判断するか、感情によって善悪を判断するか、決まった形はありません」
倫理学者「正しさは人の数だけあるものなのか。何が社会での正しさを決めるのか。正しさは一つに定義できるのか」
倫理学「そうしたことを研究するのが倫理学です」
開拓者「なるほど、ほぼ哲学ですね……」
※間違っていたらすみません
開拓者(お二人とも、学者Vに相当する知識人です。ただし通常の住民と違い一人ずつしかいません)
開拓者(お二人は宿泊所に泊まり、倫理学者さんは図書館で、医学者さんは新しく作った診療所で当面は活動するそうです)
●開拓地
・診療所……医療の心得がある住民が病人の診察や看護を行う。
●その他
・医学者、倫理学者が来ている。
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