【一部キャラ安価コンマ】村長「勇者よ、必ずや優勝して参れ」勇者「へいへーい」
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243: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2020/06/19(金) 00:02:53.42 ID:74TzIOeD0
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初老の女性「粗茶くらいしか出せなくてごめんね」

魔法使い「いえ」

初老の女性「よっこいしょ。…どこから話したものかしらね」

テイシロ「……」

初老の女性「結論から言うと、あなたの父親は生きているし、母親はどこに居るかも分からないの」

リア「お父様は生きているんですね…!」

初老の女性「けど、あなたのことは知らない」

テイシロ「え…」

初老の女性「10年以上前のことよ」

初老の女性「あなたの母親はとある貴族の男性と恋をしたの。平民の女が貴族の殿方と許可無く交際することは禁じられてる上に、相手は婚約も決まっている身でね。それでも二人は強く惹かれ合って、何度も逢瀬を重ねたんだって」

初老の女性「でも、貴族様の行動を怪しんだ婚約者に見つかってしまい一転、彼女は追われる身となった。そうして逃げる折、私のところに転がり込んで来たのよ」

魔法使い「お知り合いだったんですよね?」

初老の女性「そうね。昔からの付き合いだった。けど私が事情を知ったのはその時が初めてで……あれだけ泣きじゃくって謝る姿を見るのも初めてだったわ」

リア「ご友人も危険に晒してしまうから…」

初老の女性「それもあったかもしれないねぇ」

初老の女性「彼女は、自分が抱えた赤ちゃんに謝っていたのよ」

テイシロ「――っ」

魔法使い「それが…」

初老の女性「……」コクリ

初老の女性「聞けば一人でお産をしたっていうじゃないの。誰にも知られるわけにいかないからって」

初老の女性「そして彼女はこう言った」



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