93: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:59:41.65 ID:RS4SDFXO0
留美「……」
のあ「落ちた!下の準備は……」
留美「間に合ってるわけないわ」
のあ「……」
留美「のあ。諦めなさい」
のあ「真奈美!」
留美「……止めようとしてくて、ありがとう。それだけは感謝するわ」
のあ「いいえ。古澤頼子殺しは止めたわ!」
留美「……え?」
のあ「真奈美、愛してるわ!」
真奈美「表現が大袈裟過ぎるぞ!それと、釣ったのは大和亜季だ!」
留美「釣った……宙吊りになってる。あの変な射出する網、使ったのね……」
のあ「それで、留美!」
留美「危ない。こういう時は張り手でしょう。グーはないわ、グーは」
のあ「わかってるんだったら、一発ぐらい殴らせなさいよ」
留美「イヤよ。あなた右利きだから、左利きの私は止めやすいの」
のあ「あなたって人は……」
留美「言ったでしょう。あなたは犯罪者になるべきではないわ。暴行罪に問われるのも止めたわ」
のあ「どうして……」
留美「言ったでしょう。私は責任を取ったのよ。警察を裏切った部下も、犯罪者も、私の手で判決は下した。法は守っていないわ、だから私は法で裁かれる。それで、良いでしょう」
のあ「良くないわ」
留美「こうすべきだったのよ」
のあ「違う」
留美「古澤頼子も殺すべきだった」
のあ「それは何故」
留美「そうね、私の使命……正義かしら」
のあ「違うわ。和久井留美は、そんなことはしないわ。理由もなく」
留美「理由はあるでしょう、私は不器用で曲がらない正義感の強い人間。そのまま、法を逸脱しただけよ」
のあ「三船美優と新田巡査に何があったの」
留美「……何もないわ。全て、私の犯行よ」
のあ「古澤頼子は生きているわ。いつかわかること」
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