46: ◆ty.IaxZULXr/[saga]
2020/05/18(月) 21:08:49.46 ID:RS4SDFXO0
久美子「映像を見ればできるわ。でも、どこのカメラのどの時間の映像か特定できない」
志希「全部見てらんないから、追跡システムがあるんだよ」
泉「データ改竄の痕跡は警察には送られない。監視カメラ全部の動作チェックをするわけにもいかないし」
志希「したところで意味がない。留美ちゃんのこれまでは推測できるわけだし」
のあ「見つかるまでの時間稼ぎ。消えてるのは留美だけ?」
泉「おそらく。この気持ち悪いコードを見る限りは」
志希「あー、音葉ちゃんのコードはね。音葉ちゃんのコードは人類の論理学では計り知れないからねぇ」
泉「これで流れるように動くのが不思議……いわゆるスパゲッティコードだし」
志希「イズミーオ、逆コンパイルした?」
泉「え?したけど」
志希「音葉ちゃん、コンピュータ言語で書けるから。楽器と同じ要領で、何種類か」
泉「は?ありえない、天才?」
久美子「色々と天才だったわ、昔から。浮世離れしているから、芸術畑でしか生きられないと思ってた。でも、音葉ちゃんは勉強して、組織の一員として働いてる。奇跡的よ」
泉「昔からの知り合いなんだ」
久美子「そうよ、だから助けたいの。留美さんは、そんなことしないと、信じてるけれど」
志希「久美子ちゃん、音葉ちゃん大好きだよね〜。志希ちゃん、ジェラシー」
久美子「志希ちゃん?志希ちゃんを休職扱いにするのにどれだけ頭下げたかわかってる!?慣れない英語で片っ端から研究機関に電話かけて探したのも知ってるでしょ!?」
泉「あ、意外な琴線。一重美人が凄むとカッコイイよね」
のあ「泉は冷静ね」
泉「殺意を向けられてるわけじゃないから」
のあ「まぁ、上司に立てつく時はもっと凄いらしいわよ」
泉「そっちは見たくない。社会人の大変さはまだ知らなくていいや」
志希「久美子ちゃん、ステイステイ!オルゴール!」
久美子「オルゴール……そうね、オルゴール」
のあ「良い音ね。どうしたのかしら」
志希「音葉ちゃんからの誕生日プレゼント。思考リセットに使う。イズミーオも使うといいよ、煮詰まったけど詰まりたくない時に」
泉「なるほど、音葉さんに選んでもらおうかな。綺麗な音」
のあ「事件が解決したら、ね」
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