129: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:46:40.33 ID:5z9OpdEU0
「あっ、あっ」
狂一が魚のように口をぱくぱく動かしている。顔がうっ血し、目玉が飛び出しそうだ。
「なのにさ…。あんなオヤジに見つかったからって美春を殺しやがって…。なにが証拠隠滅だ…。今更足がつくワケねえだろが…。」
130: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:47:20.86 ID:5z9OpdEU0
バギャッ。
狂一の頭部が粉砕された。
131: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:49:16.94 ID:5z9OpdEU0
「……………」
狂二は、手に残された兄の脳漿をじっと見つめ――
「…………………………ハッ」
132: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:51:23.47 ID:5z9OpdEU0
(くそっ…サイボーグだったのか…。油断した…!)
巨大な岩盤の陰で、紅が腹の痛みを必死でこらえながら様子を覗っている。
「だ、大丈夫ですか…?」
133: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:52:21.10 ID:5z9OpdEU0
「紅さん」
「なんだ…?」
「私に、考えがあります」
134: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:53:33.93 ID:5z9OpdEU0
ドクン。
まりを振り返った紅の心臓が激しく収縮した。
眼鏡の奥の瞳が鋭い輝きを放っている。
135: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:54:38.81 ID:5z9OpdEU0
(いや、違う…。私は…。私は、このまりを知っている…)
136: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:55:26.52 ID:5z9OpdEU0
――(君の力が必要だ。協力してくれるか?)
――(はいっ!でも、どうやって…)
――(互いの為すべきことを。対魔忍であれば、それはわかるはず)
137: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:56:24.46 ID:5z9OpdEU0
「フッ…。あの時と同じ、だな」
「でも、今度は立場が逆です」
「確かに…。ならば…」
138: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:57:09.40 ID:5z9OpdEU0
ひらり、と紅が岩盤を飛び越え、狂二の前に降り立つ。
「なんだ、出て来たのか…。ちょうどいいや、お前を俺の女優第一号にしてやる!」
「悪いが、私は黙って凌辱されるような女ではない…。対魔忍なのでな」
139: ◆H5MbwxPKRo[sage]
2020/05/16(土) 18:58:18.78 ID:5z9OpdEU0
「ハアッ!」
紅が狂二に切りつける。
キイイイイン!
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