勇者「ダウトだ」
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30:名無しNIPPER[saga]
2020/05/14(木) 18:10:06.44 ID:QxcER/NO0
勇者「そ、それに送り出す人材が、僕と剣士さんの2人っていうのもおかしいんですよ」

剣士「……何でだよ。それは俺らの実力が認められたからかもしんねえだろ?」

勇者「ま、万が一、仮に剣士さんはそうだったとしても……僕は前勇者の子供ってだけです。軍にも所属している訳じゃないのに実力なんて分かるわけないんです。それなら兵長さんとかを勇者に選ぶのが普通だと思うんですよ」

剣士「まぁ、確かに……」

勇者「兵長さんも暇そうにしてましたからね。それに剣士さんを魔王討伐のメンバーに決めたのもついさっきみたいですし」

剣士「……なんだって?」

勇者「魔王討伐の出発当日に任命するなんてありえないですよ、普通。王様に仲間を紹介してくれないんですかって聞いたら、今用意するって言ってましたからね」

剣士「……」

勇者「……ま、そもそも勇者っていう制度自体おかしいですけどね。本気で魔王を倒したいのなら、それこそ他の国の軍とか総動員して向かわせるべきですよ。2人程度で倒せっていうのが無茶な注文ですよ」

剣士「……違いねえな」

勇者「そう。だから期待してるだなんて真っ赤な嘘。王様は魔王を倒せるなんて微塵も思ってないんですよ」

剣士「……だったら俺らは何の為に魔王城に向かうんだよ 」

勇者「そうですね……、さしずめ…… 」


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