14:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:19:58.91 ID:Wl9E/p6v0
P「あいつ、自分に求められているものが分かってたんですよ。嫌なはずの過去とか全部背負ってまで、曲に対する想いを言ってくれて」
ちひろ「……」
15:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:21:33.65 ID:Wl9E/p6v0
ちひろ「確かにありすちゃんは、プロデューサーさんが思っているよりも、そんなに強い子じゃありません」
P「はい…」
ちひろ「でも、彼女には信頼できるプロデューサーがいます。でなければ、嫌な思い出を自分から話すだなんて、できませんよ」
16:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:22:26.63 ID:Wl9E/p6v0
ちひろ「だから、ちゃんとありすちゃんを支えてあげてください。それができるのは、プロデューサーさんだけなんですから」
P「…そうですね。ありがとうございます。少し気が楽になりました」
17:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:23:25.40 ID:Wl9E/p6v0
P「あ、やべ、ありす待たせっぱなしだった」
ちひろ「何やってるんですか!?戸締まりはやっておきますから、早く行ってください!」
P「すいません!お先です!」バターン
18:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:24:58.59 ID:Wl9E/p6v0
〜車内〜
ありす「」ムスー
P「…なあ、ありす」
19:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:26:29.87 ID:Wl9E/p6v0
ありす「絶対嫌です。名前で駄々こねたりとか、あんな子どもっぽい考え方してた頃には戻りたくないです」
P「まあ、そうだろうな。言っといて何だけど、俺も戻りたくない」
ありす「えぇ…何で聞いたんですか」
20:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:27:07.36 ID:Wl9E/p6v0
P「あの頃は、俺も精神がガキだったからな。ありすがいない裏で、何度かキレそうになった事がある。なんで小学生に生意気言われなきゃいけないんだ、とか思ったことも正直あった」
ありす「それ、よくも私に対して直接言えましたね」
21:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:27:58.71 ID:Wl9E/p6v0
P「ありすはよく、大人びてるけど子どもっぽいっていわれてるけどさ。多分、俺もありすと同じで、まだまだ子どもなんだと思う」
ありす「いや、そんな事は」
22:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:28:31.99 ID:Wl9E/p6v0
P「ま、要はさ、俺はありすに対して、何か悩みがあったら遠慮なく言ってくれーって言ってるけどさ」
P「そういう一方的なのはナシにする。俺も、悩みがあったらありすに相談するから」
23:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:30:25.19 ID:Wl9E/p6v0
ありす「そんな一方的に相談するだなんて言って、私に寄り添ったつもりですか?」
P「うーん、ダメかあ…」
24:名無しNIPPER[saga]
2020/05/13(水) 23:31:33.47 ID:Wl9E/p6v0
ありす「私をPさんと対等に見てくれる、その気持ちは嬉しいです」
ありす「でも、大丈夫です。私は音楽のためなら、何でも受け入れて、何にだって立ち向かって見せます」
ありす「だからPさんは、私の勇姿を隣でちゃんと見ていてください。アイドル橘ありすの、プロデューサーとして」
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