【艦隊これくしょん】提督「皐月と喧嘩してしまった」【安価】
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4:名無しNIPPER[sage saga]
2020/05/13(水) 01:42:46.04 ID:82YvZW/c0
提督「そうは言うけど、アレを作ったのはお前じゃないか! ノリノリだっただろ!」

明石「さ、皐月ちゃんの進水日ドッキリに使うなんて思ってなかったんです! 私はてっきり……」

提督「てっきり?」

明石「い、いえ、何でもありません! とにかくどうするんですか! 私まで嫌われちゃいましたよ!」

提督「さすがの皐月も、パーティーに集まってくれた全員が今すぐ殺したいレベルの好感度しか表示されないのは、堪えてたからな……」

明石「顔が蒼白になってましたよ」

提督「2、3人をチェックしたところで止めるつもりだったんだが、皐月が完全に止まらなくなってしまってな……」

明石「ネタばらしが遅すぎですよ……。たまたま私が席を外した時にそんなことをしてくれちゃって」

提督「いや、明石はすぐ表情に出るから狙ってやったんだ」

明石「情状酌量の余地なしです」

提督「……済んだことをぐちぐち言っても仕方ない。明石、こうなったらお前だけが頼りだ」

明石「え……わ、私に謝らせるつもりですか!? 二人で謝ったほうが関係修復の効率化を図れると思いますけど!?」

提督「違う。皐月の機嫌を回復させる装備を開発してくれ」

明石「は、はあ……? めちゃくちゃ言うな、この人」

提督「おそらく普通に謝るだけでは関係修復は難しい。あの皐月の目を見ただろう。どんな深海棲艦もあんな冷たいまなざしはしていなかった」

明石「……確かに、そうかもですけど……でも……」

提督「何でもいい! 予算は私が出す! 装備でもプレゼントでもいいから、とにかく二人の誠意を見せるのが大切なんだ!」

明石「うう……わ、わかりました。何とかしてみます……」

提督「すまん!」


三日後


提督「あ、皐月、その……どうだ、食事でも」

皐月「……」

提督「この前のことは本当に申し訳ないと思っている! このとおりだ!」

皐月「……」

提督「ごめんなさい! 本当にすみませんでした! ですからどうか、どうかお許しを!」

提督「…………」

提督「…………」

提督「…………あ、いない……」



提督(皐月は遠征の際も、明石が開発した装備は一切身につけないようになった)

提督(艦娘たちも、最初は私と明石を責めていたが、今は皐月を何とかなだめようとしてくれている者もいる)

提督(しかし、皐月はこの話題を出すと完全に無視をして、とりつく島もないらしい)

提督(そんな皐月に対して逆に怒りを覚えるものも、同情的な者もいる。このままでは、私と明石と、皐月との関係悪化が鎮守府を二つに割りかねない……!)

提督(こうなったらもはや、頼れるのは明石だけだ! 頼む、明石!)


明石「……てい、とく……」

提督「あ、明石! 完成したのか!」

明石「フ、フフ……。私の生涯、最高傑作です。この>>5さえあれば、皐月ちゃんの好感度はMAXを通り越してオーバーマインド、高次元領域、新なるアガペーに到達します……」

提督「何を言っているのかさっぱりわからんがすごそうだな!」


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