【安価・コンマ】ループ世界の主人公として生きる
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133:名無しNIPPER[saga]
2020/05/17(日) 23:04:03.43 ID:sJzJ3N1V0
コンマ90 気づいた

座間くんの視線の先には岸園高校の女子生徒に人気のパフェ店があった。

冬野「なるほど...パフェが食べたいんでしょ?」

座間「なっ、ちがうぞ!」

慌てて否定するが、依然として彼の目はパフェに釘付けだ。

冬野「気にしないでいいんだよ。昔から好きだったもんね?」

座間「...ああ。じゃあ、食べようかな」

冬野「うん!それなら私は──」

2人でパフェを注文し、ベンチに座ってその甘味をじっくり堪能する。

座間「う、美味い!」

冬野「ふふ、昔なら遠慮なく食べれたかもだけど...今のガタイなら躊躇する気持ちもわかるよ」

座間「ハハハハ...」

冬野「もしかして今日私を誘ったのはこの為?」

そう聞くと彼は動揺して首を横に振った。

座間「ち、違う!そんなつもりじゃ──」

その慌てっぷりを見て思わず笑みがこぼれる。そういえば最近、こんな風に心から笑った事、なかったな。

冬野「分かってる、冗談だよ」

私の顔を見た座間くんが固まる。

冬野「どうしたの?」

座間「可愛い...」ボソッ

冬野「え?」

『鈍すぎる...見てられんな』

私を馬鹿にする声に思わずイラつくが、ここで返事をすると周りの人に頭のおかしい人と思われかねないので無視する。

座間「あ、いや、何でもない。それより早く食べよう。溶けるぞ」

冬野「そうだね」

パフェを食べ終えてからも、そのままベンチで話し続ける。

楽しい会話を続ける中、少し気になるものが視界に入った。

↓1 洞察力3
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41〜99 気づいた

今日はここまで。


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