【安価コンマ】貴方は世界を巡るようです 5巡目
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927: ◆Nq0wl2Ysns[saga]
2020/05/18(月) 23:41:04.20 ID:V+toub180
コンマ6
ワイズ「――それじゃあ、そろそろ行こっか」
時計を見ると、もう休憩時間が終わるのとちょうどピッタリの時間だった。
僕が立ち上がるのと同時に、ユウナも立ち上がる。まだ手は握ったままなのでそれに引っ張られるような形だったのかもしれない。
ワイズ「やっばい、ドロシーさん辺りに怒られ――――」
ユウナ「ね、ねぇワイズ。その、僕……」
ワイズ「ん? どうかした? ユウナ」
今度は何だろう? と思って、僕は首を傾げると――彼女は。
ユウナ「…………め、メイド喫茶に戻る前にさ。そのぉ……」
……こ、もっと恋人みたいなこと。して欲しいなぁ……。
ワイズ「……へっ?」
ユウナ「ぁ、ぅ……! こ、これ以上はダメっ! 僕、これでも勇気振り絞ったんだからぁ!」
顔を真っ赤にさせて、ユウナは恥ずかしさを誤魔化すようにブンブンと手を振っている。
こ、恋人らしいことって……。
ワイズ「恋人繋ぎ……」
ユウナ「…………もっと恋人っぽいやつ」
あー…………えー…………。
少しずつ落ち着いてきた心臓の鼓動が、まあ早くなってきた。
え、えーっと……えーっと…………!?
コンマ4以上で恋人っぽいことできるよ! 今日最後のチャンスだよ!
コンマ一桁直下
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