30: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2020/05/08(金) 21:41:49.80 ID:w2jjYEbH0
奏「でも、それでも……断らないで欲しかったな、なんて」
P「すまん」
奏「謝らないで…… ……Pさんは、興味ない女の子とデートにいくの?」
P「……」
奏「……」
P「その訊き方は卑怯だな」
奏「許してね。私の方が不利なんだもの」
P「不利?」
奏「……あなたと私の差、今日の夕方から一緒にいただけで分かるでしょう」
奏「年齢だけじゃない。仕事でも、経験でも、決して小さなものじゃないわ」
奏「あなたは私の生き方を変えてしまえる。あなたのプロデュース次第で、どんな私になれるかまで決めてしまえる。それなのに、私はあなたに道は示せない」
奏「それだけ有利なんだから、これまで私のアプローチをかわし続けてこれた。私に興味ないふりをして、少し踏み込めばさっと避ける。何か弁明はある?」
P「……とっくに分かっていたと思うけどね」
奏「だからって私の感謝まで断るの?」
P「……」
P「そう言わないでくれよ。速水奏のキスを断るのは」
P「世界中探しても、俺だけかもしれないんだから」
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