20: ◆WO7BVrJPw2[saga]
2020/05/08(金) 21:30:10.63 ID:w2jjYEbH0
P「いまさらだけど」
奏「なに?」
P「ソロステージはどうだった」
奏「そうね……」
奏「熱量……誰一人冷静でいられないほどの熱を、会場から感じたわ。もちろん、演出やダンサーさんのパフォーマンスがあってこそだけど……」
奏「それでも主役はやっぱり私で、あの熱は私が生み出したものだったなんて、信じられないくらいの光景だった」
P「うん。上出来なんてもんじゃない。最高だった」
奏「あなたにも、そう映った?」
P「ああ」
奏「……なら次は、それを超えていかなきゃね」
P「思ったよりストイックだな」
奏「Pさんの前だから引き締めているの」
P「普通に喜んでいるところも見たいけどなぁ」
奏「そうね…… 喜び合い、抱きしめ合い、思わずキスしてしまうくらいのことを」
P「んん……」
奏「……スカウトされたとき、ここまで夢中になれるものだなんて思っていなかったわ」
P「どうしてもスカウトしたかったからな」
奏「キスしてでも?」
P「……そんなところ」
奏「何ならあの続き、してみる?」
P「遠慮します」
奏「ふふ…… でも、そのおかげでここまで来た。だから、そのことには感謝してるの。本当よ」
P「ああ」
奏「今日のことだけじゃなくて、これまでのこと。ありがとう、Pさん」
P「ああ……どういたしまして」
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