ボーンゴーレム娘「人間の子供拾ったっす」ドラゴン「お前ざっけんなよマジで」
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269: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:07:00.91 ID:5QswfA740
女「苦しんでいる人がいたら、助けたい。……それが、おかしな事ですか?」

ドラゴン「!……」

女「動かないで下さいね。……『汚れを知らぬ私のこの手に、貴方の痛みを預けておくれ。傷ついた戦士達の身体に、私の優しさを与えておくれ』――……」ブツブツ
以下略 AAS



270: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:10:50.08 ID:5QswfA740
女「……ふーっ。どうですか?傷は……」

ドラゴン「……あ、ああ。……問題ない」

女「そうですか?良かったぁ」ニコッ
以下略 AAS



271: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:15:16.66 ID:5QswfA740
ドラゴン「……治してくれた礼だ。見逃してやる。……しかし、次は無いぞ」

女「はぁー良かった!今ので魔力切れちゃったから、襲われたらどうしようかと思いましたよー」アハハ

ドラゴン「……何故……」
以下略 AAS



272: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:19:08.73 ID:5QswfA740
女「だから、言ったじゃないですか。苦しんでいる人がいたら――……」

ドラゴン「そうじゃない。魔力が切れて、襲われたら殺されていたというのに……何故そこまでして助けるんだ?ただの博愛主義では説明がつかん。人間とは……自分の生命が最も大切なのだろう?」

女「それは――……そういう人もいますけど……」
以下略 AAS



273: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:21:33.31 ID:5QswfA740
女「……貴方を助ける事で、もっと沢山の人が傷付くのなら……もっともっと沢山の人が、死ぬのなら……」

ドラゴン「……」

女「私はもっともっと、もっともっともーっと沢山の人を、助けます。……貴方が傷つける人も含めて、それ以上も。傷つけませんし、殺させません」
以下略 AAS



274: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:23:01.81 ID:5QswfA740
女「そうやって旅してきたんですよ。人や、魔物や、動物だって、苦しんでいたら助けてきました。みんなが苦しんでいたら、私は彼ら以上に、苦しい。……だから、私は目に見える全てを、助けたいんです。……それが原因で、私が殺されたとしても……私は、助けたい」

ドラゴン「……」

女「強いていうなら、それが理由です。……それに、私……貴方が心の底から悪い人だなんて、思えませんから」ニコッ
以下略 AAS



275: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:24:57.56 ID:5QswfA740
ドラゴン「……助ける、か。……四天王として殺し続けてきた俺とは、真逆だ」

女「良いもんですよ?命を助けるっていうのは」

ドラゴン「……全くわからんな」
以下略 AAS



276: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:29:46.56 ID:5QswfA740
ピトッ!

女「風をしのいで、私の命を助けてもらっていいですか?すっごく寒いんですよー」

ドラゴン「おい、くっつくな!」
以下略 AAS



277: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:35:10.01 ID:5QswfA740
…………

ドラゴン「……っていう事があってな……」

ミノ娘「へぇー……」
以下略 AAS



278: ◆eUwxvhsdPM[saga]
2020/06/04(木) 23:38:05.36 ID:5QswfA740
ドラゴン「実はそいつ、勇者だったらしくてさー……そのすぐ後に当時の魔王と戦って、三分でノしたそうで……」

ボンゴレ「どういう事ですかそれ」

ドラゴン「当時の魔王泣いて謝ったらしい」
以下略 AAS



279: ◆eUwxvhsdPM[sage saga]
2020/06/04(木) 23:39:07.64 ID:5QswfA740
今回はここまでです


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