おばあ「戦車道時代」
1- 20
6: ◆t8EBwAYVrY[saga]
2020/05/01(金) 20:05:34.32 ID:jbRXinNV0
冷泉「うーん・・・もう朝か」セノビー

武部「正午だよ」

西住「冷泉さん、午前中ずっと寝てましたね」

武部「この子、毎朝新聞配達の仕事してるんだよ。中学に上がった頃から毎日。自転車で学園艦を北へ南へ東奔西走」

西住「そ、それはすごいですね。だから眠いんだ・・・」

冷泉「大洗はあたしの庭」ブイ

武部「久子、今日の分ある?」

冷泉「ん」ガサッ

西住「武部さん、新聞読むんですね」

武部「世の中の動きを常に把握しておくのは乙女のたしなみだよ」

冷泉「こいつは早く嫁ぎに行きたくて色々と無駄な努力をしてるのさ。本性は田舎から出てきたド百姓の娘だ」

武部「誰がド百姓よ!」

西住「あはは・・・」

武部「あ、見てみてこの記事。《戦車道連盟、第二次大戦中の戦車の試合参加を正式決定》だって」ガサ

 西住「!」

冷泉「戦車道?」

武部「《1945年8月15日までに設計が完了して試作されていた車輌の試合への導入が新たに認められた》・・・だって。戦車道なんてまだやってる人いるのかな」

冷泉「戦争が始まって誰もやらなくなった・・・というか出来なかったからね。昔の車輌は全部軍に持ってかれたし」

武部「終戦したから戦車道人口を増やそうとしてんだろうけど、ねえ・・・今の御時世、誰が好き好んで戦車に乗るかな」

冷泉「相当の変わり者か、よほどの戦車好きかだね」

武部「それに、戦車に乗って大砲撃ち合うなんておっかないよね・・・せっかく平和になったのにまた戦争みたいなことするなんて、私はいやだなぁ」

冷泉「誰だってそうさ」

西住「・・・」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
110Res/101.30 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice